つづき。

帰りの飛行機の中でまた熱が出てきました。心配になったので、氷をもらって冷やしつつ、優先的に飛行機を下ろしてもらえるように交渉。ほかにも同じように小さな子が体調不良になっていたようで、いっしょに優先的に降ろしてもらいました。子供を抱えつつ、ダッシュで入国審査場まで行きました。その後は手分けをして、奥さんは遼太郎を連れて空港の診療所へ駆け込み、私は荷物を全部ピックアップしてから診療所へ合流しました。

空港の診療所の先生は小児科の専門ではない先生だったのですが、クループ症候群の疑いがあるので設備のある小児科医に診察してもらったほうがよいとの指示をいただきました。
そこで成田の近くの病院を紹介してもらったので早速電話したのですが、(病院名は伏せておきますが)電話でたらいまわしにされ、応対もかなり不親切で場所の説明すら満足にできません。あまりにひどいので頭にきたのと、こんな病院に息子を預けることはできないと判断し、以前に使ったことが有る横浜の休日・夜間の診療を担当しているところに電話をして、泉区にある病院を紹介してもらいました。そこに電話したら、説明や指示も的確だったのでそこに行くことを告げ、車で急行しました。運良く渋滞もなく1時間30分ほどで無事到着。診察をしてもらいました。

最初の見立てどおり、クループ症候群でした。説明によると、喉の奥がウイルスなどの原因で腫れ上がる病気だそうです。子供がかかりやすく、重度の場合には呼吸困難になる場合もあるそうです。また、明け方に症状が悪化することが多い傾向があるとのことでした。処置としては喉の腫れを緩和する薬を機械で吸入してもらい、あとはいくつかの薬を処方してもらいました。先生から「今日は寝ないで呼吸を観察して、呼吸がおかしくなったらすぐに病院に連れて行ったほうが良い。」「症状が緩和しても必ず次の日にかかりつけの小児科に診てもらうこと」との指示もいただきました。
帰りの車の中では、吸引が効いたのか遼太郎は心なしか表情もすこしよくなり、すやすや寝てくれました。家についたら、薬を飲ませるために簡単に夕食をとり、そのあと嫌がる遼太郎を押え付けて薬を飲ませました。

あとは、遼太郎が寝た後、二人で交代で一晩中遼太郎を観察して、翌朝まで呼吸困難もなく、夜中何回かおきたものの無事に寝てくれました。